国民病といわれる肩こりに悩む方は多い?原因と対策を解説!

肩こり

肩こりに悩んでいる日本人は1000万人もいるといわれています。慢性的な疾患になっている方も多く、完全に治癒することが難しいケースもあるようです。もともと人間は4kgも5kgもある重たい頭を、肩や首でささえています。そんな体形も肩こりが生じやすい要因です。さらに、現代人はパソコンやスマホを見る時間が多く、小さな画面を凝視することが、首や肩に大きな負担をかけています。今回は肩こりの原因とケア対策について解説します。

 

肩こりに悩むのは男女ともに多い

肩こりに悩む日本人は男女ともに多く、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査」によりますと、男性が悩む体の症状として肩こりは2位です。女性は肩こりが1番目に悩む体の症状です。性別を問わず肩こりに悩む日本人は多く、1000万人以上の方が肩こりに悩まされているといわれています。

 

肩こり発症の原因

肩こりは二足歩行を行う人間にとって、避けられない症状です。実際には肩こりを起こす個人個人で、体形も年齢も異なりさまざまな原因が考えられます。そのなかで、大きな原因と考えられる生活習慣を紹介します。

運動不足

運動不足が原因する肩こりは多いといわれています。歩くことも減り、炊事や掃除もAI化で楽になり、身体を動かすことが減り、生活全般にわたり運動不足ぎみです。運動不足から筋力が衰え、筋肉の血流悪化も招いています。その結果、肩こりを起こしやすい生活環境になっているのです。

長時間同じ姿勢

パソコン作業など長時間椅子に座り、同じ姿勢で仕事や勉強を続けると、不自然な姿勢に陥ることがあります。不自然な姿勢になると血流が滞り、肩こり発症の引き金になることもあります。また、スマートフォンの普及で小さな画面を長時間凝視することが増え、猫背や巻き肩などの悪い姿勢を起こし、肩こりを発症させることもあるのです。

ストレス社会

肩こりはメンタル面が原因して発症する心因性の肩こりもあります。複雑な現代社会、人間関係も複雑で、それが原因して過剰なストレスを感じるのです。その結果、自律神経の働きを乱し、筋肉が収縮して血管を縮小させ、血流を悪くし肩こりを引き起こすことがあります。

四十肩・五十肩

四十肩・五十肩は厳密には肩こりとは別の疾病です。しかし、四十肩や五十肩が起こることで肩がこることもあります。四十肩・五十肩は肩こりとともに、肩関節に痛みや張りを感じ、可動域も狭くなります。予防として日常生活で肩を動かすようこころがけ、ウオーキングやジョギングなど、適度な運動を行い、基礎体力を維持しておくことが大切です。

 

自宅でできる肩こり対策ストレッチ

慢性化しやすい肩こりだけに、肩こり予防や発症しても進行を抑えるように、日常生活で行える肩こり対策を紹介します。 しかし、肩こり対策として最初に注意することは、病院に行くことです。まれにですが、肩こりが他の重篤な病気の原因となることもあります。頚椎疾患、頭蓋内疾患、高血圧症、眼疾患、耳鼻咽喉疾患、肩関節疾患などが原因して肩こりが発症することもあるのです。以下は自宅でできる、肩こり対策のストレッチです。手軽にできて、自分のペースで実施できます。

僧帽筋のストレッチ

肩こりは、首まわりから肩にかけての筋肉が過剰に緊張し、血流が滞ることで発症します。固くなった首まわりの筋肉や肩の筋肉をほぐせるストレッチがあります。肩こりには僧帽筋(そうぼうきん)のストレッチが効果的です。僧帽筋は首から背中にかけて広がっている広範な筋肉です。腕を持ち上げる動作を担い、重量物を持ち上げたりするときに使います。

僧帽筋のストレッチは、右手を背中に回して、首をゆっくりと左側に傾けます。その姿勢を20秒ほどキープし、元に戻しましょう。次は、左手を背中に廻し、首をゆっくりと右側に傾けます。その姿勢を20秒キープして元に戻しましょう。

頭板状筋のストレッチ

頭板状筋(とうばんじょうきん)は、首の後面にある筋肉です。主に、首を後ろに反らすときに使います。また、首を傾けるときや回すときにも関係しています。頭板状筋をストレッチするのは、頭の後ろで手をしっかりと組み、背筋はまっすぐに伸ばしたまま、下腹部を覗き込むように頭を前に倒しましょう。そのまま10秒ほどキープし、元に戻しましょう。

大胸筋のストレッチ

大胸筋(だいきょうきん)は、胸板にある大きな筋肉です。腕を動かすために重要な役割を務めます。腕を使う運動では重要な役割を果たしています。大胸筋のストレッチは、両腕を真横に伸ばして胸を張り、そのまま腕を後方にゆっくり引いて、大胸筋を伸ばしましょう。

菱形筋のストレッチ

菱形筋(りょうけいきん)は背骨から肩甲骨の内側にかけてつながっている筋肉です。 菱形筋は下部にある大きな「大菱形筋」と、上部にある細くて小さな「小菱形筋」の2つの部分で構成されます。肩甲骨を動かす重要な働きがあるでしょう。

菱形筋のストレッチは、両手の指を組んで腕を伸ばします。背中を丸めて肩甲骨を広げましょう。30秒ほどキープして元に戻します。

 

まとめ

国民病ともいわれる肩こりは、加齢を含めさまざまな原因で発症するだけに、日ごろから適度な運動で体を動かし、ストレッチなどで肩や首の筋肉をほぐして柔軟に保っておくことが大切です。それでも、痛みや日常生活に支障があれば整骨院でこりをほぐしてもらうのがおすすめでしょう。

「かわ整骨院」は、横浜市の保土ヶ谷にある整骨院です。当院は患者様お一人おひとりにあった施術をご提案し、患者様に寄り添いながら体のお悩みを解決できるよう、力を尽くしております。当院は、お体の悩みを根本から改善する治療を徹底し、行なっております。お体に関するどのようなことでもお気軽にご連絡ください。

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